令和 元年 第3回
定例会議事日程第6号 令和元年10月25日(金曜日)午前10時開議日程第1 議案第12号 平成30年度
陸前高田市
一般会計歳入歳出決算 日程第2 議案第13号 平成30年度
陸前高田市
下水道事業特別会計歳入歳出決算 日程第3 議案第14号 平成30年度
陸前高田市
農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算 日程第4 議案第15号 平成30年度
陸前高田市
漁業集落排水事業特別会計歳入歳出決算 日程第5 議案第16号 平成30年度
陸前高田市
国民健康保険特別会計歳入歳出決算 日程第6 議案第17号 平成30年度
陸前高田市
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算 日程第7 議案第18号 平成30年度
陸前高田市
介護保険特別会計歳入歳出決算 日程第8 議案第19号 平成30年度
陸前高田市
水道事業会計決算 日程第9 請願第3号 「
陸前高田市議会基本条例」に基づく
公共施設の
維持管理費等の説明につい て 日程第10 発議第6号
緊急スクールカウンセラー等活用事業に係る
財政支援の継続を求める意見書 の提出について 日程第11 閉会中の継続調査の申出について 日程第12 議員の派遣について 本日の会議に付した
事件 ~議事日程第6号に同じ~出 席 議 員(18人) 議 長 福 田 利 喜 君 副議長 大 坂 俊 君 1 番 木 村 聡 君 2 番 松 田 修 一 君 3 番 大和田 加代子 君 4 番 小 澤 睦 子 君 5 番 伊 藤 勇 一 君 6 番 畠 山 恵美子 君 7 番 中 野 貴 徳 君 8 番 蒲 生 哲 君 9 番 伊 勢 純 君 10番 鵜 浦 昌 也 君 11番 佐々木 一 義 君 12番 菅 野 広 紀 君 13番 大 坪 涼 子 君 14番 藤 倉 泰 治 君 15番 及 川 修 一 君 16番 伊 藤 明 彦 君欠 席 議 員(なし)説明のため出席した者 市 長 戸 羽 太 君 副 市 長 岡 本 雅 之 君 教 育 長 大久保 裕 明 君 監 査 委 員 宗 宮 安 宏 君 理 事 須 賀 佐重喜 君 政 策 推進室長 佐 藤 伯 一 君 総 務 部 長 村 上 幸 司 君 福 祉 部 長 齋 藤 晴 美 君 兼 総 務 課 長 兼
選管事務局長 福 祉 部 次 長 千 葉 恭 一 君 市 民 協働部長 佐 藤 由 也 君 兼
保健福祉課長 兼 ま ちづくり 兼
地域包括支援 推 進 課 長 セ ン ター所長 地 域 振興部長 阿 部 勝 君 建 設 部 長 戸 羽 良 一 君 (兼
都市計画課長) 復 興 局 長 菅 野 誠 君 消 防 長 堺 伸 也 君 (兼
市街地整備課長) 兼 防 災 局 長 兼
防災センター 所 長 教 育 次 長 細 谷 勇 次 君 財 政 課 長 黒 澤 裕 昭 君 兼 管 理 課 長 兼 図 書 館 長
子ども未来課長 千 葉 達 君 市 民 課 長 山 本 郁 夫 君 (兼
被災者支援室長) 税 務 課 長 髙 橋 良 明 君 商 政 課 長 木 全 洋一郎 君 観 光 交流課長 村 上 知 幸 君 農 林 課 長 中 山 雅 之 君 兼
スポーツ交流 (兼
農委事務局長) 推 進 室 長 水 産 課 長 菅 野 泰 浩 君 建 設 課 長 大 友 真 也 君 兼 幹 線 道 路 対 策 室 長 復 興 推進課長 佐々木 学 君 水 道
事業所長 熊 谷 完 士 君 会 計 管 理 者 伊 藤 芳 光 君 防 災 課 長 中 村 吉 雄 君 (兼
会計課長) 消 防 次 長 戸 羽 進 君 学 校 教育課長 千 葉 賢 一 君 (兼消防署長) 兼
教育研究所長 兼 学 校 給 食 セ ン ター所長
監査委員事務局長 村 上 弘 人 君 財 政 課 主 幹 菅 野 優 君
市街地整備課主幹 髙 橋 宏 紀 君職務のため出席した
議会事務局の職員 事 務 局 長 熊 谷 重 昭 局 長 補 佐 菅 野 洋 主 任 石 川 聖 恵 午前10時00分 開 議
○議長(
福田利喜君) これより本日の会議を開きます。 出席議員は全員であります。
○議長(
福田利喜君) これより議事に入ります。 本日の日程は、お手元に配付いたしました議事日程第6号によります。
△日程第1 議案第12号 平成30年度
陸前高田市
一般会計歳入歳出決算
△日程第2 議案第13号 平成30年度
陸前高田市
下水道事業特別会計歳入歳出決算
△日程第3 議案第14号 平成30年度
陸前高田市
農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算
△日程第4 議案第15号 平成30年度
陸前高田市
漁業集落排水事業特別会計歳入歳出決算
△日程第5 議案第16号 平成30年度
陸前高田市
国民健康保険特別会計歳入歳出決算
△日程第6 議案第17号 平成30年度
陸前高田市
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算
△日程第7 議案第18号 平成30年度
陸前高田市
介護保険特別会計歳入歳出決算
△日程第8 議案第19号 平成30年度
陸前高田市
水道事業会計決算
○議長(
福田利喜君) 日程第1、議案第12号、平成30年度
陸前高田市
一般会計歳入歳出決算から日程第8、議案第19号、平成30年度
陸前高田市
水道事業会計決算までの決算案8件を一括して議題といたします。 本8件に関し、委員長の報告を求めます。
決算等特別委員会委員長、
中野貴徳君。 (
決算等特別委員会委員長 中野貴徳君登壇)
◎
決算等特別委員会委員長(
中野貴徳君) おはようございます。
決算等特別委員会の報告をいたします。
今期定例会において本委員会に審査を付託されました議案16件のうち、去る10月16日に審査の結果を報告し、議決済みの議案8件を除き、ただいま議題となっております議案第12号、平成30年度
陸前高田市
一般会計歳入歳出決算から議案第19号、平成30年度
陸前高田市
水道事業会計決算までの決算案8件の審査を終了いたしましたので、審査の経過と結果につきまして御報告いたします。 この審査に当たりましては、10月11日から延べ4日間にわたり市長以下当局の出席を得て説明を受け、質疑、答弁が行われたところであります。 なお、この説明、質疑、
答弁等審査の内容につきましては、本委員会の構成上からも省略させていただきます。 結果といたしましては、議案第12号、平成30年度
陸前高田市
一般会計歳入歳出決算から議案第19号、平成30年度
陸前高田市
水道事業会計決算までの決算案8件については、
出席委員全員一致をもってそれぞれ認定すべきものと決した次第であります。 以上をもって
決算等特別委員会の報告といたします。
○議長(
福田利喜君) ただいまの
委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
福田利喜君) 質疑なしと認めます。
○議長(
福田利喜君) これより討論に入ります。討論の通告がありますので、順次これを許します。 1番、木村聡君。 (1番 木村聡君登壇)
◆1番(木村聡君) 議案第12号、平成30年度
陸前高田市
一般会計歳入歳出決算について賛成の立場で討論を行います。 平成30年度は、
陸前高田市
震災復興計画の最終年度であり、
復興事業の確実な進捗を図り、その成果を着実に上げるとともに、
陸前高田市まち・ひと・し
ごと総合戦略に基づく交流人口の拡大や
子育て支援の拡充、
農林水産業の担い手を育むなど、地方創生を推し進めるための事業に果敢に挑み、かつ新たな
まちづくり総合計画の策定に着手してきたと思います。 行財政においては、
東日本大震災からの復旧、
復興事業を最優先に、国や県の補助金、交付金等を効果的、戦略的に導入し、鋭意取り組んできており、
歳入歳出とも執行率はおおむね高いと言えます。このことは、さまざまな指標に裏打ちされており、厳しい財政状況を認識し、事業効果、効率性の観点から、既存事業の見直し、
特定財源等の確保、創意工夫によって持続可能な
財政運営に努めてきた結果だと認識いたしました。
復興事業の進捗に関しましては、予算執行から鑑みておおむね順調に進捗しているものと判断しました。今後この成果が市民の皆様にとって真に復興の実感につながっていくことを期待いたします。 また、
復興事業においては
ハード事業の予算執行が当然多くなりますが、
ソフト事業など、細かい部分にも光が当たる
決算内容であったと思います。 市民が主役の
まちづくり、安心して暮らせる
まちづくり、未来につながる
まちづくり、これらを掲げる我々とうほく
未来創生として各論の話に目を向けると、いかに地域の住民、企業と
まちづくりを進めるかは、将来の
まちづくりの基盤として重要な点であると言えます。 平成30年度に策定が進められてきた
陸前高田市
まちづくり総合計画では、市民協働が据えられています。
復興期間後の当市を支える鍵は、
コミュニティ、市民、民間の力を合わせた協働だと考えます。その上で、地域課題を共有し、行政、民間、市民がともに学び合い、育み合うということが重視され、平成30年度においても事業として推進されていたと言えます。例えば
学校支援地域本部事業です。
地域コーディネーター、まちのボランティアの方々が学校の授業、行事に参画し、地域と一緒になって
子どもたち、
学校教育そのものをともに育てています。この事業は、今までは学校が生徒を育てる認識だったものを、より市民の皆様に参画していただき、これからの
陸前高田を担う
子どもたちを地域のみんなで育てるという未来に確かにつながる事業であると思います。 また、
地域コミュニティと交通は密接に関連しています。
ふるさとタクシー助成事業では、交通弱者と呼ばれる方々の外出頻度が向上しました。
コミュニティの観点では、本事業は心身の健康、
外出頻度向上により、地域内でコミュニケーションが生まれ、互いに助け合うという土壌形成のきっかけを生み出すものであり、お一人お一人の交通での困り事を解決することで、
地域コミュニティの力を高めるものであると考えます。 一方で、例えば
生活困窮者自立支援事業においては、相談件数が横ばいの状態、庁内での連携の点について、ほかにも
地域生活支援事業、
婦人保護事業など、課題はあるとは感じますが、今後の議員活動を通しての政策提言の中で、ともに解決に導いていくこと、そして議員の責務として今後の予算、
決算審議の過程で当局と議論を重ねて、よりよい
陸前高田に向けて頑張ってまいります。 これをもってとうほく
未来創生を代表しての
賛成討論といたします。
○議長(
福田利喜君) 次に、9番、伊勢純君。 (9番 伊勢純君登壇)
◆9番(伊勢純君) 議案第12号、平成30年度
陸前高田市
一般会計歳入歳出決算について
賛成討論を行います。 本市の
復興期間8年間の最後の年の決算です。この議案に賛成する理由の1つ目は、市民の関心の高い
本市財政状況が大幅に改善が進んでいる点です。昨年度の
歳入総額は823億1,669万5,000円、
歳出総額787億8,285万3,000円、
実質収支額は約12億円の黒字で、その2分の1を積み立てできる方向です。 市の借金に当たる市債残高は約116億円で、この8年間で29億円削減されています。借金の将来の負担の重さを示す将来負担比率のよさは、県内市で5年
連続トップです。さらに、
経常収支比率は94.2%ですが、県内の中位であり、本市は健全で安定した
財政運営を行っていることがわかりました。 そして、賛成の
理由2つ目は、改善された財政を基盤に、本市は市民にとって優しさと安心、希望を感じる施策にも取り組んできた点です。引き続き被災者の住まいの確保、なりわいの再建の
支援事業に、そして被災者の
医療費減免と
介護利用料の減免継続を実施してきました。 ことし多くの来訪者でにぎわう道の駅、このオープンに向け、3億3,000万円の準備事業が進んだ1年でもありました。 本市の
子どもたちの安心に
スクールカウンセラーや学びの部屋、
学校適応支援、また高田高校への行政からの応援も継続。
市内建設業の仕事起こし、市民の快適な暮らしに
スマイルリフォーム助成が1年間に32件、894万円の実施、今年度はさらに1,000万円増額補正されました。 海に目を向ければ、貝毒被害で苦しむ漁業者に
水産物自主検査166万円など、3本立てで漁業支援を行ったのは、全国で本市だけでした。 介護や子育て、地域の活動を支える拠点となる
保健福祉総合センターの建設に3億5,000万円、今後さらに大きな役割が期待されています。 3つ目に、本市独自の支援策が平成30年度も継続されていますが、一部損壊や被災した地元業者への
営業再開支援は、今全国の被災地で、千葉県、神奈川県、山形県などに、そして国の制度としても広がってきています。 以上、3つの理由から議案第12号への
賛成討論といたします。
○議長(
福田利喜君) 以上で通告による討論を終わります。 ほかに討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
福田利喜君) 以上で討論を終結いたします。
○議長(
福田利喜君) これより議案第12号から議案第19号までの決算案8件を一括して採決いたします。 本8件に対する委員長の報告は、いずれも認定であります。 本8件は、
委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
福田利喜君) 御異議なしと認めます。 よって、本8件は
委員長報告のとおり認定されました。
△日程第9 請願第3号 「
陸前高田市議会基本条例」に基づく
公共施設の
維持管理費等の説明について
○議長(
福田利喜君) 日程第9、請願第3号、「
陸前高田市議会基本条例」に基づく
公共施設の
維持管理費等の説明についてを議題といたします。 本件に関し、委員会からの報告を求めます。
総務常任委員会委員長、
中野貴徳君。 (
総務常任委員会委員長 中野貴徳君登壇)
◎
総務常任委員会委員長(
中野貴徳君)
今期定例会において本委員会に付託されておりました請願第3号、「
陸前高田市議会基本条例」に基づく
公共施設の
維持管理費等の説明についてを審査するため、去る10月2日及び10月18日に本委員会を招集し、審査を終了いたしましたので、審査の経過と結果につきまして御報告いたします。 本請願の内容は、
陸前高田市議会基本条例に基づき、将来的に増大が見込まれる
公共施設の
維持管理費について、市長からの明確な説明を求めているものであります。 委員会の審査におきましては、請願者から
公共施設の
維持管理費等について、平成29年3月に公表されております
陸前高田市
公共施設等総合管理計画において、今後本市で見込まれる
維持管理費の
試算条件等が示されているものの、財源についての記載がないため、高額な
維持管理費を賄えるのか不安に思えること、またその不安を解消するに当たっては、住民の代表として市長から説明を受けた議員が
陸前高田市議会基本条例に基づき、市民に対してわかりやすく説明すべきである旨確認したところであります。 以上のことを踏まえ、請願の趣旨と照らし合わせた結果、この件に関連した案件につきましては、議会においてこれまでも段階を追って議論され、その審議内容が市民に対する説明とも解されるとの意見、また
公共施設の
維持補修費と
耐用年数経過による更新費用が合算されて解釈され、誤解を招いており、あわせて
長寿命化による
財政負担の軽減についても解釈が違うのではないかとの意見がありました。 一方で、このように市民から心配の声が上がっている事実を真摯に受けとめ、各種審議における議論の経過と結果について、市議会だよりを初めとした広報活動においてよりわかりやすく説明するなど、議会としても研さんに努めることが重要との意見も出されたところであります。 結果といたしましては、
委員全員から不採択との意見が出されたことから、本委員会といたしましては、起立採決の結果、全会一致で不採択すべきものと決した次第であります。 なお、本請願の審査に当たりましては、
委員全員が出席し、請願者及び紹介議員から請願趣旨に関する説明を受け、慎重に審査したことを申し添え、
総務常任委員会の報告といたします。
○議長(
福田利喜君) ただいまの
委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。
◆12番(
菅野広紀君) 議長。12番、
菅野広紀。
○議長(
福田利喜君) 12番、
菅野広紀君。
◆12番(
菅野広紀君) 今報告にもありましたけれども、2点ちょっと伺いたいのですが、議会として
維持管理費等について、市民に対して適切な説明がなされたのかという部分の説明の仕方については議論があったのかということと、あとは
公共施設等総合管理計画において、当局は
長寿命化と
管理費用の平準化を図るとしておりますが、その点の議論はどうであったのかお答え願いたいと思います。
○議長(
福田利喜君) 答弁。
◎
総務常任委員会委員長(
中野貴徳君) それでは、ただいまいただきました議会として市民に対して適切な説明がなされていたかという説明の仕方につきましては、先ほども報告をさせていただいたとおり、これまでも段階を追った議論、その審議内容が市民に対する説明というふうに解釈をされるというような意見がございました。また、その説明の仕方に当たりましては、今後も市議会だよりを初めとして、ホームページや報告会などで説明をしていかなくてはいけないというような議論にもなっております。 それと、次の
公共施設等の
長寿命化、それから管理費の標準化を図るというところでございますが、その点の議論についてでありますけれども、いずれ当局が今後
個別計画を策定しというところから、それを受けて議会で議論が進められるべきということがございます。
長寿命化による
財政負担の軽減についてと、それから更新費用の合算というところで、若干の解釈が違うのではないかというようなことでの議論があり、このような結論に達した次第であります。 以上でございます。
○議長(
福田利喜君) ほかに質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
福田利喜君) これにて質疑を終結いたします。
○議長(
福田利喜君) これより討論に入ります。討論の通告がありますので、順次これを許します。 12番、
菅野広紀君。 (12番
菅野広紀君登壇)
◆12番(
菅野広紀君) ただいま議題となっております請願第3号について、賛成の立場から討論いたします。 本請願でも述べておりますが、国の
復興期間終了とともに本市における
復興事業が完了し、予算規模が震災前とほぼ同等の100億円から120億円と予想されることに伴い、
公共施設の
維持管理費が今後
財政負担となってくると予想されます。そこで、
議会基本条例に基づいて
公共施設の
維持管理費等の見通しを示してほしいという趣旨と理解しております。
公共施設等総合管理計画については、機関としての議会が計画に対して市民にどのように説明していたのかが問われていると感じるところであり、
議会基本条例においても計画に対する財源措置と将来負担すべき経費の計算が盛り込まれております。 市当局は、
公共施設等総合管理計画において、施設の
長寿命化と
管理費用の平準化を図り、財源の負担軽減を図るとしていますが、その具体的な対策として
個別計画を策定するとしていますが、いまだ示されておりません。 現在本市は、
まちづくり総合計画は議決されておりますが、本来財源とセットで計画を示すものと私は考える観点から、
上記負担計画とあわせ、中長期の
財政見通しが策定されていないことが市民にとって不安の一端であるとも感じます。 そこで、本請願を考えるに、市長から説明を求め、議会として市民との情報共有を図らなければならないと感ずることから、本請願は採択すべきものと考えます。 以上、議員各位の賛同を求め、討論といたします。
○議長(
福田利喜君) 以上で通告による討論を終わります。 ほかに討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
福田利喜君) 以上で討論を終結いたします。
○議長(
福田利喜君) これより請願第3号を採決いたします。 本件は起立により採決いたします。 本件に対する委員長の報告は不採択であります。 よって、本件は原案について採決いたします。 本件は採択と決することに賛成の諸君の起立を求めます。 (賛 成 者 起 立)
○議長(
福田利喜君) 起立少数であります。 よって、本件は不採択と決しました。
△日程第10 発議第6号
緊急スクールカウンセラー等活用事業に係る
財政支援の継続を求める意見書の提出について
○議長(
福田利喜君) 日程第10、発議第6号、
緊急スクールカウンセラー等活用事業に係る
財政支援の継続を求める意見書の提出についてを議題といたします。 本件に関し、提出者から提案理由の説明を求めます。
教育民生常任委員会委員長、蒲生哲君。 (
教育民生常任委員会委員長 蒲生哲君登壇)
◎
教育民生常任委員会委員長(蒲生哲君)
発議提出案件つづりの1ページをお開き願います。ただいま議題となりました発議第6号、
緊急スクールカウンセラー等活用事業に係る
財政支援の継続を求める意見書の提出につきまして、
教育民生常任委員会委員長より説明いたします。 初めに、提案理由でありますが、
緊急スクールカウンセラー等活用事業に係る
財政支援の継続を求めるため、国の関係機関に対し、意見書を提出しようとして提案するものであります。 次に、意見書の内容につきまして御説明いたしますので、2ページをお開き願います。震災による直接的な影響だけでなく、震災からの時間経過とともに二次的、
複合的要因によるストレスが児童生徒に対し大きな影響を与えており、
スクールカウンセラーの配置が児童生徒の心のケアに大きな成果を上げておりますことから、今後も継続的な取り組みが必要であります。 しかし、国においては平成28年度からの5年間を復興・創生期間と位置づけ、復興財源についても令和2年度を一つの区切りとしております。
緊急スクールカウンセラー等活用事業は、人材の確保とともに財源の確保も重要な課題となっております。 よって、復興財源で行われている
緊急スクールカウンセラー等活用事業について、
復興期間終了後における
財政支援の継続を強く求めるものであります。 1ページにお戻り願います。意見書の提出先につきましては、衆参両院議長、内閣総理大臣、財務大臣、文部科学大臣、復興大臣を予定するものであります。 以上、発議第6号、
緊急スクールカウンセラー等活用事業に係る
財政支援の継続を求める意見書の提出についての提案理由といたします。何とぞ議員各位の御賛同を賜りますようお願いいたします。
○議長(
福田利喜君) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
福田利喜君) 質疑なしと認めます。
○議長(
福田利喜君) お諮りいたします。 発議第6号は、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
福田利喜君) 御異議なしと認めます。 よって、本件は委員会の付託を省略することに決しました。
○議長(
福田利喜君) これより討論に入ります。討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
福田利喜君) 討論なしと認めます。
○議長(
福田利喜君) これより発議第6号を採決いたします。 本件は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
福田利喜君) 御異議なしと認めます。 よって、本件は原案のとおり可決されました。
△日程第11 閉会中の継続調査の申出について
○議長(
福田利喜君) 日程第11、閉会中の継続調査の申出についてを議題といたします。 お手元に配付いたしました申出書のとおり、復興対策特別委員会委員長及び広聴広報特別委員会委員長から閉会中の継続調査の申し出がありました。
○議長(
福田利喜君) お諮りいたします。 各委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続調査に付することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
福田利喜君) 御異議なしと認めます。 よって、各委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続調査に付することに決しました。
△日程第12 議員の派遣について
○議長(
福田利喜君) 日程第12、議員の派遣についてを議題といたします。
○議長(
福田利喜君) お諮りいたします。 議員の派遣については、会議規則第167条第1項の規定により、お手元に配付いたしました「議員の派遣について」のとおり派遣いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
福田利喜君) 御異議なしと認めます。 よって、本件については原案のとおり派遣することに決しました。
○議長(
福田利喜君) 以上をもって、
今期定例会に付議された事件は、全て議了いたしました。 この際、市長から発言を求められておりますので、これを許します。
◎市長(戸羽太君) 議長。
○議長(
福田利喜君) 市長。 (市長 戸羽太君登壇)
◎市長(戸羽太君) 令和元年第3回市議会定例会の終了に当たり、御礼の御挨拶を申し上げます。
今期定例会に提案をいたしました案件は、報告2件と議案19件でございましたが、それぞれ原案のとおり御協賛を賜りまして、まことにありがとうございました。 議決をいただきました各案件につきましては、今後一層の配慮のもとに、その執行等に遺漏のないよう努めるとともに、
今期定例会における皆様からの御意見等を今後の市政運営に生かしてまいりたいと考えているところでございます。 また、今議会におきましては、
陸前高田市被災市街地復興整備事業の変更業務委託契約締結など、震災
復興事業に係る議案について議決をいただいたところでございますが、
復興事業につきましては、引き続き議員の皆様とともに推進してまいりたいと思っております。 また、先般の台風19号につきましては、県内はもとより全国各地において甚大な被害をもたらしたところであり、本市におきましても住家への一部被害、道路、
農林水産業等への被害があったところでございます。この災害復旧事業につきましても、国、県との協議を踏まえ、早急に対応してまいりたいと考えておりますので、議員の皆様の一層の御理解と御協力をお願いする次第でございます。 以上、第3回市議会定例会を終了するに当たり、御礼を申し上げまして御挨拶といたします。どうもありがとうございました。
○議長(
福田利喜君) これにて令和元年第3回
陸前高田市議会定例会を閉会いたします。 午前10時29分 閉 会...